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RIETI独立行政法人経済産業研究所
15 小时
世界の食料安全保障に対する日本の貢献
人口増加で2050年に食料危機が起きるという主張があるが、世界の穀物の実質価格は1世紀以上も低下傾向にある。人口の増加を穀物生産の増加が上回ったからである。しかし、穀物価格は短期的に高騰するときがある。所得の半分以上を食料消費に充てている途上国の人たちは、穀物価格が3倍になると買えなくなって飢餓が生じる。
RIETI独立行政法人経済産業研究所
18 小时
令和コメ騒動の経済分析
2024年スーパーの店頭からコメが消えるという騒動が起こった。猛暑による精米歩留まり低下という供給の減少やインバウンド消費などによる需要の増加などをきっかけとしたものであるが、この騒動を起こした根源的な原因として1970年から継続されているコメの減反(生産調整)政策がある。農林水産省はコメ不足を認めようとはせず、備蓄米の放出を行わなかった。
RIETI独立行政法人経済産業研究所
1 天
所得増加を妨げる財政の不確実性
所得税の基礎控除引き上げ論議が政治的に混迷しており、先行き不透明感が高い。制度改正により「103万円の壁」をなくすとともに、勤労者の手取り収入を増やすのが目的とされている。しかし、減税による手取り増加は1回限りの「水準効果」なので、減税額を増やし続けていかない限り、翌年度以降は所得へのプラス効果が剝落する。手取り所得を増やすことを目的とした定額減税や給付金の場合、翌年度には所得の「反動減」要因にな ...
RIETI独立行政法人経済産業研究所
2 天
トランプ2.0と通商 対米投資は知の連携を軸に
トランプ2.0では安全保障を理由とした技術移転規制の拡大も想定され、日米共同研究の障害となりうる。これを防ぐには日本との共同研究が米国の利益にもなることを、官民が手を携えて米政府に説明し、実証していく必要がある。
RIETI独立行政法人経済産業研究所
2 天
トランプ2.0と通商 関税上げに振り回されるな
2025年1月に米国で第2次トランプ政権が発足する。「タリフマン(関税男)」を自称するトランプ氏はすでに、中国からのほぼ全ての輸入品に10%の追加関税を課し、カナダとメキシコからの輸入にも25%の関税を課すと表明している。これは自由貿易協定である米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の停止を意味する。
RIETI独立行政法人経済産業研究所
2 天
社会的インパクト評価から見たEBPM:WHYとWHATの重視
政府ではEBPM(Evidence-Based Policy Making:証拠に基づく政策立案)が進められているが、並行して世界では2010年代以降、米国を中心にインパクト投資とインパクト測定・マネジメント(IMM)が発展してきた。日本でも、2016年に内閣府が社会的インパクト評価に関する報告書を発表し、同年「社会的インパクト評価イニシアチブ」が活動を開始、2020年10月には一般財団法人「社会 ...
RIETI独立行政法人経済産業研究所
3 天
経済の武器化と多国間貿易システムの将来
国家間の経済交流には常にリスクが伴うが、第二次世界大戦後、こうしたリスクは、米国の主導する「ルールに基づく多国間貿易システム」のもとで、このシステムに加盟した国々によって管理されてきた。「ルールに基づく多国間貿易システム」がもたらしたグローバリゼーションの隆盛は世界に繁栄と平和をもたらし、東アジアはその恩恵を最も受けた地域となった。その多国間貿易システムが今、脅威にさらされている。大国間の対立と戦 ...
RIETI独立行政法人経済産業研究所
4 天
言う側にも負荷はかかるが「ルール違反」を注意するか?
駐車・駐輪や喫煙のマナー違反、犯罪、街中での落書き、廃棄物の不法投棄。誰かの規範逸脱行為を目撃したとき、人は自身に負荷がかかるとしてもそれを正そうとするだろうか。それは国によって異なるのか。周りの人から影響を受けるのか──。
RIETI独立行政法人経済産業研究所
4 天
人財投資と経済倫理―合理的利他主義から西條奈加の文学まで
日本は企業も、国民も今極めて近視眼的になっている。近視眼的(myopic)になるという意味は、経済学的には将来のベネフィットへの割引率が高く、すぐに得られるベネフィットにのみ関心があり、将来のことを考えない傾向を言う。近視眼的だという根拠は多々ある。
RIETI独立行政法人経済産業研究所
10 天
研究分野 主な関心領域
2006年3月慶應義塾大学経済学部卒業 2010年9月 オハイオ州立大学経済学部修士課程修了 2015年5月 同博士課程修了(Ph.D.) 当サイト内の署名記事は、執筆者個人の責任で発表するものであり、経済産業研究所としての見解を示すものでは有りません。 掲載して ...
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